ご主人様はお医者様
「……小春?返事は!?」
返事――その言葉でハッと我に返る。
きちんとした言葉でプロポーズしたもらうのはこれが初めてだ――。
「いや……か?」
そんなはずないよ、言葉が――…
うれしすぎて言葉が見つからないの。
ボロボロと涙がこぼれる。
私は彬に抱きついて自分からキスをした。
これが私の答えだよ――彬。
唇を離すと彬は私をきつく抱きしめてくれた。
そしてもう一度深く口づける。
「幸せにする、だからずっと傍にいてくれ」
「うん。ずっとそばに、彬の傍にいるよ」
満天の星空の下
私は誓った――……私は一生彬を愛すると――……。
END