ご主人様はお医者様


ビックリ……、


だけど、眠ってる先生を見てなぜかとても安心した。


『眠れないんだ』


そう言っていた先生はとても辛そうに見えたから……。


やっぱり相当疲れてたんだよね。





でも、


私、もしかして朝までこのまま!?


先生は私をしっかりと抱きしめたまま……。


抜け出そうと体を動かすと、さらにギュッと抱き寄せられる。


これじゃ、


私が眠れないじゃない!!


けど……、


先生の体の重みと体温はとても心地よくて――…、






いつしか、私も深い眠りに落ちていった――――……。


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