ご主人様はお医者様
やだ、また涙が出てきちゃいそう――。
割れそうに痛い頭を押さえながら、ゆっくりと起き上がる。
ベットには私一人、
室内をゆっくり見渡してみる。
誰もいないの――?
モノトーンに統一されたシンプルな部屋。
目の前のソファーの上には丁寧に畳まれた私の服と――下着。
下着!!??
ハッとして、布団をチラリとめくってみる。
「うそ、どうして!?なんで!!??」
私、裸だっ!!!!
ガバッと跳ね起きて、慌てて服を着る。
やってしまった、
酔った勢いでH!!!!
いや、そうなのかな!?
記憶に無いんだけど、このシュチュエーションはやっぱりそういうことだよね!?
そして、ここは紛れもなく森先生の部屋だ。