田舎の花~原爆を生き抜いたシイエ~
シイエ達はバラックで新しい生活を始めた
初義の骨を拾いシイエが重い口を開いた
「あんた…ごめん…私が守れなくて、それにはるちゃんも…どこ探しても見つけきらんやった…ごめんなさい」
様々な想いからシイエはまた涙がこぼれた
「仕方なか…原爆で無事でおることの方が奇跡たい…済んだ事ば言わんでよか…先の事ば考えんば」
先のこと…
着るものも食べるものもなく
先の事はまったく見えなかった
初義の骨を拾いシイエが重い口を開いた
「あんた…ごめん…私が守れなくて、それにはるちゃんも…どこ探しても見つけきらんやった…ごめんなさい」
様々な想いからシイエはまた涙がこぼれた
「仕方なか…原爆で無事でおることの方が奇跡たい…済んだ事ば言わんでよか…先の事ば考えんば」
先のこと…
着るものも食べるものもなく
先の事はまったく見えなかった