田舎の花~原爆を生き抜いたシイエ~
ただただ漠然と先の事を考えてみるも何も浮かばず
そんな毎日がいくらか続いたある日源さんの遣いのシゲがやってきた
シゲは二人を見るなり安堵の表情を見せた
「やっとみつけました!ご無事で何よりです」
その時ようやくシイエは店やヨッコちゃん達の存在を思い出す
皆の安否を気にして一瞬顔が曇るシイエにシゲは続けた
「花幸の奥様があなたを心配しています、一緒に来てください」
「奥様はご無事ですか!元気なんですか?」
「はい、元気ですし店もあります」
シイエは心からほっとした
こんな気持ちはどれくらいぶりだろうか…
二度と大事な者を亡くしたくはなかったのだ
そんな毎日がいくらか続いたある日源さんの遣いのシゲがやってきた
シゲは二人を見るなり安堵の表情を見せた
「やっとみつけました!ご無事で何よりです」
その時ようやくシイエは店やヨッコちゃん達の存在を思い出す
皆の安否を気にして一瞬顔が曇るシイエにシゲは続けた
「花幸の奥様があなたを心配しています、一緒に来てください」
「奥様はご無事ですか!元気なんですか?」
「はい、元気ですし店もあります」
シイエは心からほっとした
こんな気持ちはどれくらいぶりだろうか…
二度と大事な者を亡くしたくはなかったのだ