田舎の花~原爆を生き抜いたシイエ~
学校
帰りが遅くなった二人を旦那様が待っていた
二人の表情から何かあったなどと考えていた
夕食も終わり奥座敷へ戻った国夫は幸枝に問う
「お客は誰だったんだ…?」
「源さんよ、源さんとこの若い人がちょっとなんくせつけたから久しぶりに啖呵きってやっただけ」
「源さんか…源さんはお前に何かなかったのか…なんか…その」
「なんですか!ばかばかしい…今更昔の話を持ち出さないで…あなたをよこせって言ってましたよ、行きたくないでしょう…だからだまっていました、いいじゃないですか…それよりあなた?あの子達をおかよと一緒に学校へ通わせたいんですけど…」
幸枝のこの手の頼みごとには国夫は弱い
国夫は今回もあっさりとまけてしまった
二人の表情から何かあったなどと考えていた
夕食も終わり奥座敷へ戻った国夫は幸枝に問う
「お客は誰だったんだ…?」
「源さんよ、源さんとこの若い人がちょっとなんくせつけたから久しぶりに啖呵きってやっただけ」
「源さんか…源さんはお前に何かなかったのか…なんか…その」
「なんですか!ばかばかしい…今更昔の話を持ち出さないで…あなたをよこせって言ってましたよ、行きたくないでしょう…だからだまっていました、いいじゃないですか…それよりあなた?あの子達をおかよと一緒に学校へ通わせたいんですけど…」
幸枝のこの手の頼みごとには国夫は弱い
国夫は今回もあっさりとまけてしまった