田舎の花~原爆を生き抜いたシイエ~
シイエ達が二人の時はいつも夢を語った
小さくてもいいから自分達で花を売りたいとも話した
いつものようにおしゃべりを楽しむ二人だったがシイエが突然だまって何やらもごもごと言い出した
「なん?シイエちゃん、はっきり言わんばわからんやかね」
「あのさ…ヨッコちゃん、あの人いつも男の子二人連れて店の前を通るとけど…奥さんおらんとやろうか」
ヨッコが外を見ると穏やかな顔で子供らに話しかけながら歩く男性がみえた
「馬鹿やね、シイエちゃん…どこの誰かもわからんとにあの人が気になると?」
「そうばってんさぁ…」
男まさりのシイエだったがここはやはり女性である
シイエ自身自分の気持ちに戸惑いは隠せない
小さくてもいいから自分達で花を売りたいとも話した
いつものようにおしゃべりを楽しむ二人だったがシイエが突然だまって何やらもごもごと言い出した
「なん?シイエちゃん、はっきり言わんばわからんやかね」
「あのさ…ヨッコちゃん、あの人いつも男の子二人連れて店の前を通るとけど…奥さんおらんとやろうか」
ヨッコが外を見ると穏やかな顔で子供らに話しかけながら歩く男性がみえた
「馬鹿やね、シイエちゃん…どこの誰かもわからんとにあの人が気になると?」
「そうばってんさぁ…」
男まさりのシイエだったがここはやはり女性である
シイエ自身自分の気持ちに戸惑いは隠せない