夢の跡
Side 智希

肩を叩かれ顔をあげる
だがそこには誰もいない

勘違いか。

そう思ったら 気付かなかったが背後から笑い声が

何だ、茜か。

そして、足元の箱から花火セットを取り出し後ろに見せる。

手応えを感じ引っ張る。
それを何度か繰り返してると、パンッ と頭を叩かれ思わず手を離した。

やったぁ〜!!

後ろで茜がそう言ったのが聞こえる。

向こうから両親が来て山岡さんに頭を下げた。
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