夢の跡
  
床に就き夢を見る


  花火の音
  部屋にいる皆が出てゆく

   
 幼い男の子の手を引き鈴ちゃんが出てゆく



        止めないといけない


  鈴ちゃんの後を追い駆ける 
   駆ける 

   いくら駆けても追いつかない

    鈴ちゃんが止まる


   男の子は鈴ちゃんの手を離し

   私は男の子を追いかける


   追いかけて
   


   追いかけて



   思わず叫ぶ



   『祐くん!!』


   


   目の前にいるのは



 追いかけてた私より背の伸びた

 高校生ぐらいの祐くん



 振り向く前に眼が覚めた
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