優しさに甘えて
):溺れる心






今日も始まるイケナイ情事




「…抱いて?」



何の前触れもなく、そう言った



部屋で雑誌を読んでページをめくろうとしていた彼の手が止まり



「おいで」



そう言われベットの下に座っている彼の膝の上に乗ってみた


彼はそっと微笑んでから
あたしに優しいキスをする



優しいキスから
深く激しいキスに変わる時

薄く目を開け
彼の顔を盗み見てみた



「……ん」




角度を変えながらのキス

綺麗な肌 長い睫毛

ふわふわの栗色の髪



それ全てに欲情するんだ




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