優しさに甘えて





それから始まってしまったこの関係



あたしが求めれば
優夜は必ず応えてくれる



あの頃から優夜には今の彼女がいて


『別れる』


って言ってくれたけど

あたしはそれを拒んだ



優夜の彼女の幸せを壊したくない



綺麗事かもしれないけどそう思ったから




結果的にはそれが

優夜を苦しめていることになってしまったけど…





「は〜」



関係はもう1年


しかもなんとなく受験した高校は優夜と同じで…



入学したての頃
優夜と彼女と廊下で会って彼女の璃緒先輩と話した






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