優しさに甘えて
「…じゃあ、帰ろっかな」
あたしはそう言ってから
ベットから降り、制服を着た
時間をみると朝の5時30分
冬だから外はまだ暗いし寒いけどあたしはそれが好きだからいい
優夜も服を着る音が聞こえる
「…まだあの家で暮らすの?」
優夜がベッドに座りあたしを見上げながら心配そうに聞いた
「うん、…お母さんと話してみる。お父さんが最後に言ったことも伝えるよ」
それを聞いた優夜はビックリしたようだけど
「…そっか、やっぱ変わったんだね 結乃は」
笑って、褒めてくれた
「ん、じゃあ帰るね?」