逢いたい夜は、涙星に君を想うから。
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“涙星”
夜空を見上げたら
今日も涙が流れた
流れて
きらり光って
涙と星は似てる
それとも
涙は、いつか星になるの?
いま見てるこの星が
何年も前の光なら
いつか
星になった私の涙
かき集めたら
大きな光になるかな
つらく悲しい
真っ暗な世界でも
強い光になれるかな
“涙星”
きっとどこかで
誰かも見つめてる
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――咲下。
遠い街で、キミもこの星を見てる?
いまもキミは、真っ暗な夜の中にいて。
息をすることさえも、必死だったのに。
あの時のように、“助けて”と叫んでいたはずなのに。
俺は何もわかってなかった。
苦しんでるキミを。
ひとりで泣いてるキミを。
俺は見つけてあげられなかった。
ごめんな、咲下……。