逢いたい夜は、涙星に君を想うから。




――咲下。



同じ空の下、どこかで。



キミもこの空を



見上げているといいな……。






あの日、咲下が残していった小さな紙に書かれていた言葉を思い出す――。






“橘くんへ。

眠ってる間にいなくなって、ごめんなさい。

言葉じゃ足りないけど、ありがとう。

橘くんは、私の光だった。

私の願いは、橘くんの幸せです。”
< 441 / 528 >

この作品をシェア

pagetop