逢いたい夜は、涙星に君を想うから。



“助けて……”



誰にも届くはずのない

心の声だった



それでも橘くんは

いつだって



あたしを見つけてくれたね



あの頃のあたしは



自分ではどうにもならなくて



本当につらくて

悲しくて……



どうしたらいいのか

わからなかった



そんなあたしの手を



橘くんは

いつも優しく



握り締めてくれたね――。
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