逢いたい夜は、涙星に君を想うから。
・最後の願い
☆凜side☆
――――――……
“凜……”
お母さん……?
お母さんの声だ。
“凜……”
どこにいるの……?
お母さん……!
真っ暗で何も見えない中、あたしはお母さんの声がするほうに歩いていく。
重たい足、なかなか思うように前へと進めない。
返事してよ。お母さん。
あたしを置いていかないで。
ひとりぼっちにしないで。
お母さん……どこにいるの……?
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・最後の願い