☆永久の愛を君に☆

「できましたよお嬢様♪」



「しつこい…」



サラサラになった髪の毛が、僕の指の間からするりと逃げてゆく。



「顔洗ってくる」



小走りで洗面所に向かう後ろ姿を見送る。



「いつもごめんね?家のお嬢様は我が儘で困るわ…」



「僕はさやかが好きだから!全然苦にならない…気にしないでよしたくてしてるし」



そんな会話をこっそり聞いて、ニンマリするさやかをじんたは知らない。
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