選択肢





この声……忘れたことなんてない。



選択を間違えたときにも聞いた。


管理者"だった"人は、顔を隠すようにあった帽子をゆっくりと下ろした。



そして、あらわになった顔をゆっくりと上げ、私を見つめた。






「美麗ちゃん」





そう。




管理者は"速水桜"になっていたのだ。







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