選択肢
「っ!」
男の合図と共に周りの風景が一気に変わった。真っ白な空間が違う景色になっていたのだ。
青い空に白い雲。でも、道が一直線にしか存在しない。これは、この道に通りに歩けばいいのか?
「まぁ…、歩こうかな…」
そう思い、一歩踏み出そうとした瞬間、
「選択者が来たね」
「うん、来たね。今回はどこまでいけるのかな?」
「!!??誰!!?」
そばにあった木の上から子供の声がした。声を荒げると姿を現さない子供?はクスクスと笑いだした。