選択肢
私は涙を流していた目を強くこすって、
「続ける!」
後悔するのはイヤだ!
そう強く宣言した。
双子は一瞬目が点となり、楽しそうに笑った。
「そうこなくっちゃね」
「間違いは後二回までだよ」
「「せいぜい頑張って?」」
そして、双子はまた姿を消した。
間違えない。きっと、最後まで正解してやる。
願いを叶えてもらう!そう心の中で決心をしてまた歩きだした。少しでも早くこの世界から抜け出せるように。