花の名

*



文化祭一日目...


私は朝から緊張していた。


理由は、午後に行われる
のど自慢に出場するからだ。


生徒会役員は
開始二時間前に集合。
直前リハーサルをしていた。


開始時間になり
開会式が終わると
午前の部が始まった。


二年生の劇が二クラス
終わり、お昼になった。


みんな一斉に外に出て
三年生の模擬店へと並ぶ。


午後の部の最初は吹奏楽部の発表から始まる。
その間に芽衣と私は
衣装に着替えて舞台横に
スタンバイする。


吹奏楽部の発表が終わり
のど自慢が始まる。
参加者は四組で、私たちはトリをやることになっていた。


他の三組が終わり
私たちは舞台に上がる。


照明が当てられ
スモークが焚かれた。


歌い始めると歓声があがる。


『乃愛~芽衣~』


みんなの声が聴こえる。
徐々に緊張も解れ、気持ちが盛り上がる。


この瞬間が快感になる。


歌い終わると拍手喝采!


その後、男装女装コンテストが行われ、一日目が幕を閉じた。



< 3 / 4 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop