優しいうそを重ねて

「あっ可愛いじゃぁん」



聞いたことのない声。





「…どうも。」



「ねぇ俺と遊ばない?」



下心が丸出しの男。

今日はこいつか…
まぁ…いいや。


ベッドで眠れるし。
ラブホのだけど。






「いいよ。」



「まじ?じゃっ行こうか。」


「…」





これでいいの。


いつも通り。



私可愛いから。
自分で言うのもなんだけどスタイルいいし。




男は単純。





体さえ与えれば。






不自由しないから。







私はいつからか。

ずっと前からこう生きて来た。






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