花のかんむり












二人だけの原っぱは、

二人だけの秘密基地。





白詰草に囲まれて、

たくさん笑って、

たくさん泣いた。



数えきれない程の喧嘩もした。







それでも、

いつも一緒で、


ずっと一緒だと信じていた。














私の記憶に残る甘酸っぱい残像。








今でも時々夢を見る。























けれど、いつだって夢の続きは見れない。





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