獅子が招いてくれた恋
「年上だから?そりゃあ手助けしなきゃね。一度は引退したわけだし、尚更じゃない?」
なんだかんだではるかと仲良くなった俺たち。
今度ははるかの言葉を聞いて、余計に自分が小さく感じた。
俺が小学校を卒業してからはほとんど会ってないはず。
小娘だった奴が少し大人なことを言っているのが、なんだか悔しい。
『お前、いくつになったよ?』
「ん?エイティーン」
「『若っ!』」
ついさとしとハモった。
「んー、でもセブンティーンのか響きよかったなー…」
『英語関係ねぇし!18禁解禁じゃん』
俺、さとし、はるか。
22、20、18。
歳が2つづつ離れているから、なんとなく親近感が湧いた。
小中学生相手より、ずっと楽しい。
〈まことside、楽しいじゃん〉