獅子が招いてくれた恋
11時頃、友達と飯食って帰っている途中。
どうしても便所に寄りたくて、この公園に寄った。
そしたらこいつがブランコ漕いでたんだよ。
耳にケータイ当てながら。
家からこの公園までは歩いて10分とか15分くらい。
話ながら歩いてるうちにここまで来たんだろう。
「うん…うん……。そだね、ありがとう。じゃあまた」
電話が終わったっぽかったから話しかけようとしたら、また電話が始まった。
「もしモし!あぁ、うん…」
かなりの長電話だ。
聞いてると部活の仲間のようだ。
何かあったんだろう。
声が今にも泣きそう…