獅子が招いてくれた恋
 
ジュルッ―――…


危ない、もう少しでヨダレが頬を伝うところだった。




「はいおしまい!」

アサミがあたしのお尻を軽く叩いた。


『ごちそうさまでした』

「おそまつさまでした」

正座して、手を三角についてお辞儀をしあった。




ふと若い衆の方を見るとユウヤが前屈みになりながら近寄ってきた。


『じいさん、どうしたんだい?』

「ちょっと調子乗りすぎた…。足腰だるス」

アサミと同じ症状だ。


『んで、どうしろと?』

正直、男の子にマッサージはしたくない。


「俺にもストレッチとマッサージをぉ…!」

でも、いい練習台かもしれない。




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