楓クンのHappy*Xmas☆*:・゚
「お前は、どうするか」
デカい袋を持ち上げて、考え込む。
穂香にはサプライズにしているから、バレてしまったらヤバい……。
俺の予定では、料理が出来た頃に穂香が帰ってくる予定になっている。
帰ってきて、プレゼントが玄関に転がっていたら不思議に思うだろう。
……えっ?
穂香がどこに行っているかって?
今日は穂香の親友の南と桜田と一緒に遊園地に行っているんだ。
それも、全て俺の計画通り。
入場チケットも手配した。
穂香はなにも疑うことなく嬉しそうに「ありがとう!」と喜んでいた。
穂香が帰ってくるのは、8時。
現在時刻、6時。
まだ十分、時間はある。
俺は穂香にバレないように、しろくまが入っている袋を自分の部屋に置いた。
俺は再びキッチンに戻ってきて料理を再開した。
ピーマン、人参などを細かく刻んで、油のひいたフライパンに放り投げていく。
自分で言うのもなんだが料理は結構得意な方だ。