好きでごめんね。
〜遥季side〜
波「じゃーねノシ」
遥「ばいばーい!」
俺は、最後まで波瑠を見送り、ゆっくりと腕をおろした。
今日の俺…波瑠に動揺してた。
抱き着かれたり、手を繋がれたり。
そんなこと、昔からの仲だから、慣れてるはずなのに…
それに、切なそうな顔をした波瑠は、俺が知ってる波瑠じゃなかった。
波瑠は女だってことを思い知らされた。
波瑠…
にぃはもう少し、波瑠のことを知りたいんだ。
にぃの気持ちを…知りたいから。