好きでごめんね。
波「ねぇ、はる兄………………
寂しくない?」
私は、思い切って、聞いてみた。
聞きたかったけど、はる兄の本当の気持ちを知るのが怖くてなかなか聞けなかったけど。
遥「寂しくなんかないよ。だって、にぃには、波瑠がいつも隣に居てくれるでしょ?……それに、彼女と別れたのには、ちゃんと理由があったんだよ?」
理由…?
遥「彼女は、俺の愛する人じゃなかった。好きな人ではあったけど、それは友達としてだったんだ。」
…友達。
私のことも、はる兄は友達として見てる?
それとも、ただの幼なじみ?
恋愛対象外なのかな…?
遥「それに…本当の愛する人に気付いちゃったから。」
それって…誰?
私の目には、涙がいっぱいいっぱいにたまって、今にも溢れ出しそうだ。