好きでごめんね。




私が公園に着いてからしばらくして…



遠くからタッタッタッと、足音が聞こえた。



どーせ、朝だからランニングしてる人もたくさんいるんだろうなぁ…。



もし、



もし、この足音が、はる兄のものだったらよかったのに。



そんな、淡い期待を抱いた。



でも、そんなことは起こるはずがなくて…。



やっぱり、ランニングしてる人だった。



私は、がっくりと肩を落とし、ゆらゆらとブランコに揺られた。



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