好きでごめんね。



そうやって、ただ呆然と思考回路を張り巡らせていたら…



遥「あれ…?ごめっおれっ!あぁ…寝ちゃった。」



ぷぷぷ。



あまりの驚き方に思わず笑ってしまいそうになり、我慢してこらえた。



遥「今日の朝、うちに来てたんだろ?」



どうしてそれを!!!!



遥「母さんから聞いたんだけど…波瑠、泣いてたのか?」



はる兄は、優しく私の髪を撫でながら聞いた。



波「泣いてない!」



私はきっぱりと答えた。



はる兄は私のこと好きじゃないのに、これ以上迷惑かけられないよ。



遥「嘘はよくないよ!」



そう言って、ほっぺたを両方から指で挟まれた。



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