好きでごめんね。




波「だったら…
どうしてはる兄は私のこと好きじゃないのに、いつも一緒にいてくれるの…………?」



遥「え―――――」



波「今日の朝、電話の内容聞いちゃった。
私のこと、好きじゃないって。
だったら言ってくれればいいのに。
もう面倒見れないから俺に近付くなって。
私だって、はる兄が私のこと好きじゃないないのを知ってて隣で笑えるほど強くないよ。」




遥「波瑠…勘違いだよ。」



はる兄はいつもみたいに優しく微笑んだ。



遥「今日の電話で好きじゃないって言ったのは、悠のこと。
もちろん、悠のことも友達として大好きだけど…。
波瑠のことも、大切に思ってるから。
好きじゃないわけないよ。」



その瞬間、私は暖かいぬくもりに包まれた。



私…はる兄に抱き着かれてる!?



…//////



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