X'mas短編『プレゼント』
……ぼくが?
誰かを幸せに?
そんなことできる……かな?
「出来るともさ。すでにお前さんはわしを幸せにしたんじゃからの」
幸せ?おじいさんを?
「ほっほ……気付いとらんかったか。さあ……行っておいで」
……うん、ぼく頑張るよ
ちょっぴり怖いけど……
頑張るよ……
――……翌朝
「うわあ……可愛いッ!! クマちゃんだ!」
ぼくを抱きしめて、うれしそうな顔の可愛い女の子
はじめまして!
これからは
ぼくがきみを
幸せにするからね
Fin.