クリスティアナ
「キース騎士団長!」



カイナンはキースの姿を見ると嬉しそうに笑い近づいてきた。



「思ったより早かったな」



さっきまで仏頂面だったキースが笑って言っている。



「はい 意外とすんなり来れました!」



そう言ったカイナンはキースから少し離れたクリスを見て深くお辞儀をする。



クリスも慌てて頭を下げた。



シェルトランド騎士団はカイナンを含め、5人だった。



キースは他の騎士たちに話しかけ、そこだけが和んでいるように見えた。



俺とは話さないくせにっ。



ムッとして山小屋の中へ入った俺だった。




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