クリスティアナ

「……さ……むい……」


クリスは呟き、身を丸めようとした。



クリスの吐く息は荒く、キースは眉根を寄せた。



額に手を置いてみると熱さに驚く。



「キー……ス……さむ……い……」



小刻みに震える身体。



キースは抱き上げると隣の部屋に連れて行くと、クリスの着ている服を脱がした。



寝所に一糸まとわぬクリスの身体を横たえると、キースも着ている服を脱いだ。



ロウソクの灯りに照らされる華奢な身体を見て、思わず見惚れてしまう。



「こいつが男で過ごすのは無理だろうに……」



いつも男の服を着ているクリスだが、服を脱いだ肢体は男を惑わせるほど美しい。



胸はけっして大きくはないが、細くくびれたウェスト、長い手足。



キースは湧き上がる欲望を押さえて、クリスの横に横たわると小刻みに震える身体を抱き寄せた。



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