クリスティアナ
「クリスティアナ姫、それはあとでキースに教えてもらうと言い」



ルーファスが助けに入る。



「今、馬に乗るのはお止めにならなければ」



ガラムが言う。



「えっ!?俺、小屋に行きたい」



「赤ちゃんを亡くすことになりますよ?」



そこまで言われると、小屋へ行くのはあきらめるしかなかった。



「仕方ないな、赤ん坊が産まれたら一緒に連れて行こう」



キースがストロベリーピンクの髪に触れる。



「……うん」


皆に言われては仕方ないと、クリスは渋々頷いた。



< 207 / 210 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop