左手のエース
-01-
雲の間から日差しが射す
せっかく貸し切りの屋上でサボってるのに
憎たらしいほど天気がいい
「あっつい…」
あたし、桜本舞(サクラモト マイ)。高校1年。
所属しているバレー部の
先月あった新人戦の
余韻が今だに抜けず、
広い屋上でサーブを練習して…
……みたはいいけど…
「マジで暑い…。
そっか。
もう今日から7月かぁ…。」
汗を手で拭いながら
ヘタッと座り込むと同時に、
屋上の出入口が開く音が聞こえた。
せっかく貸し切りの屋上でサボってるのに
憎たらしいほど天気がいい
「あっつい…」
あたし、桜本舞(サクラモト マイ)。高校1年。
所属しているバレー部の
先月あった新人戦の
余韻が今だに抜けず、
広い屋上でサーブを練習して…
……みたはいいけど…
「マジで暑い…。
そっか。
もう今日から7月かぁ…。」
汗を手で拭いながら
ヘタッと座り込むと同時に、
屋上の出入口が開く音が聞こえた。