*極上★甘々ライフ!
同じことの繰り返し。
―――――――高校に入学して3週間・・・。
「王子~っ!!次移動教室だよっ」
チャイムが鳴ると同時に俺に声をかけてくる隣に座る女――・・・愛宕妃織に俺は目を向ける。
「・・・・・・理科か。
先生うざいからサボらないか?」
「・・・・・・内申、下がる。
・・・衣舞だけサボればいい・・・」
後ろからはそんな会話が聞こえてくる。
「も~っ!!なんでサボるとかサボらないとか
そんな暗い会話してるわけっ??
衣舞も雛乃も暗いな~っ!!
あたしと王子みたいにテンション上げて!!」
「・・・・・・・・・」
「・・・王子は、どちらかというと、
そんなにテンション高くないし・・・」
俺の周りで繰り広げられる会話に俺は、煩い、と心の中で呟く。