水嫌いマーメイド
『え、……えぇ?!』
「“佐々木のアド知らない?”ってしつこく聞いてくるし?」
『で、教えたの?!』
「まさかぁ!本人の了解ナシに言わないわよ」
水沢が……あたしの心配をしてくれて…たの?
でも何で、可耶に聞いたんだろ…?
あたしメールしたよね……?したっけ……?
してなかった!!
気まずいとか思って、勝手に止めてた!“帰ってからメールして”って言われてたのに!
『やっちまったぁ……!』
「え?なになに?」
『可耶には関係ないッ!』
「あーもぅ、妃泉早すぎッ!」
可耶をプールサイドに置いていき、走り去った。休んでたハンデも、あたしにとっちゃ、どうってことない。
相変わらず、あたしは先頭を切ってプールに向かう。
『あ……』
「あ……」
『どうも……』
「ども……」
リアルタイム過ぎる程に、水沢と出会した。
……そうだった…こいつもあたしと同じで早い組だった…!
今まで、一緒で嬉しいって思ったけど…今はちょっと嫌だなぁ。
…なんて、ワガママなんだけどね。
「……佐々木」
『な、に………?』
「あの……さ…」
「妃泉ちゃん!おいで!」
「水沢!アップするぞ!」
2人とも先輩に呼ばれて、まともに話すことが出来ないまま別れてしまった。
あたしに、何を言おうとしてたの?
何を伝えようとしてたの?
あたしは、水沢のアドを持っている。それは、開けてみなきゃ分からない宝箱。
ごめんね、心配もしてくれたのに素直じゃ無くて……。
もっと素直になって、“心配してくれてありがとう”って送ってタイミングを待って“好き”って、伝える!
「妃泉ちゃーん、気ィ抜いちゃダメよ~」
『はいぃぃ……』
まずは、泳いでから…メールの文章を、可耶と帰りながら考えよ。
「おぉ♪ついに初メールかぁ!」
可耶にはやっぱり、ちょっと事実と作り話で話を繋げた。
ごめん、可耶。
あたしが水沢に告白してから、事実をちゃんと説明するから……!
『…でも、何て打とう…?』
「うーん…」
『………』
大事だから、大事過ぎて、何て打てば良いのか分からない。
うーん……男ゴコロ的なの分かれば良いのに…!
「“佐々木のアド知らない?”ってしつこく聞いてくるし?」
『で、教えたの?!』
「まさかぁ!本人の了解ナシに言わないわよ」
水沢が……あたしの心配をしてくれて…たの?
でも何で、可耶に聞いたんだろ…?
あたしメールしたよね……?したっけ……?
してなかった!!
気まずいとか思って、勝手に止めてた!“帰ってからメールして”って言われてたのに!
『やっちまったぁ……!』
「え?なになに?」
『可耶には関係ないッ!』
「あーもぅ、妃泉早すぎッ!」
可耶をプールサイドに置いていき、走り去った。休んでたハンデも、あたしにとっちゃ、どうってことない。
相変わらず、あたしは先頭を切ってプールに向かう。
『あ……』
「あ……」
『どうも……』
「ども……」
リアルタイム過ぎる程に、水沢と出会した。
……そうだった…こいつもあたしと同じで早い組だった…!
今まで、一緒で嬉しいって思ったけど…今はちょっと嫌だなぁ。
…なんて、ワガママなんだけどね。
「……佐々木」
『な、に………?』
「あの……さ…」
「妃泉ちゃん!おいで!」
「水沢!アップするぞ!」
2人とも先輩に呼ばれて、まともに話すことが出来ないまま別れてしまった。
あたしに、何を言おうとしてたの?
何を伝えようとしてたの?
あたしは、水沢のアドを持っている。それは、開けてみなきゃ分からない宝箱。
ごめんね、心配もしてくれたのに素直じゃ無くて……。
もっと素直になって、“心配してくれてありがとう”って送ってタイミングを待って“好き”って、伝える!
「妃泉ちゃーん、気ィ抜いちゃダメよ~」
『はいぃぃ……』
まずは、泳いでから…メールの文章を、可耶と帰りながら考えよ。
「おぉ♪ついに初メールかぁ!」
可耶にはやっぱり、ちょっと事実と作り話で話を繋げた。
ごめん、可耶。
あたしが水沢に告白してから、事実をちゃんと説明するから……!
『…でも、何て打とう…?』
「うーん…」
『………』
大事だから、大事過ぎて、何て打てば良いのか分からない。
うーん……男ゴコロ的なの分かれば良いのに…!