革命
「まさか……、戦争がまた始まる、とかじゃないよな??」

僕は、少し背筋がゾクリとした。
憲法では決められているが、破られてしまえばそこまで……。

…………。
妙な緊張感と、緊迫した空気が流れる…………。

「それはな………」

僕はゴクリと唾を飲んだ。

「──ぷッ!!!そんなに堂々と憲法を破る訳無いだろぅ!!!」

あははは、と笑い転げる翔。

何なんだコイツは!!!!!
折角人が真面目に聞いてやってるのに!!!!!!

僕はその場から立ち去ろうとした。

「──ッて、ぉい!!!」

僕は答えない。
スタスタと歩いていく。

「まだ誰も、"只の冗談で何も起きない"とは言ってないだろぃ!!」

「──えッ!?それ…どういう意味だよ…?」

僕は思わず、立ち止まり振り向いた。
ニヤリと翔が笑う。

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