鬼のお嬢
『また…伝えろと?』
『あぁ。何度も何度も“ 真剣だ!”ってことを伝えてこい↑』
『それでも、無理…なら?』
『そん時は、俺らが何とかしてやるから♪』
幸人の言葉に安心したのか、「親に素直に自分の気持ちを伝える!」と意気込んで家へと帰って行った。
― 幸人ん家。――
『何で、警察に通報させなかった?』
『何となく、まがさした。とかとは違うような気がした↑悩み抱えたまま警察行ったって、また同じこと繰り返すだけだよ…。』