鬼のお嬢

他愛ない会話をあたしたちは、公園でしていた。



まぁ、この時のあたしは紗波ではなく、鬼のお嬢だったけれど。







幸人があたしたち皆の飲み物を「買いに行ってくる。」と、公園を離れた時。







『お嬢もさー彼氏いないんだし、幸人くんと付き合っちゃえば?幸人くんが彼女を作らない理由って、何となくお嬢な気がするんだよね(汗)』





『んなわけないよ(笑)あたしたちは幼なじみだもん↑それに、幸人はあたしみたいな男っぽい性格のやつなんて、タイプじゃねぇーよ↑』





< 115 / 538 >

この作品をシェア

pagetop