鬼のお嬢

幸人…殴られ……なかった…のかな?







『やっちまえ!!』




もう一度、振り上げたバットを幸人は蹴ると、男たちを殴ってバイクから落とした。







『水城。もうすぐ、親父さん来るから。それまで時間稼ぐぞ↑』




あたしの耳元で、幸人は言った。







『くっそ!!!!!!なんなんだよ!こいつらは!』





『鬼のお嬢だって言わなかった?あたしがその、鬼のお嬢だよ!!どうなるかは、わかってんだろうね?』





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