鬼のお嬢
『ねぇ!!』
誰かに話しかけられ、あたしは立ち止まって振り向いた。
『長谷川…春くん?』
『同い年なんだし、春で良いよ↑男子は、ハルって呼んでる(笑)』
『春…なんか用事?』
『名前、紗波だっけ?さっきボール当たっただろ?怪我してるんじゃ…。』
『何で?笑 あのくらいじゃ皆、怪我しないと思うけどぉ↑』
『あぁ。怪我しないだろうな!でも、元から怪我してたら別なんじゃないかな?』
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