鬼のお嬢
少しして、両親と幸人が病室へと駆け込んできた。
『あ~良かった↑じゃあ、私たちはお医者様に話を聞きに行ってくるから、幸人くんよろしくね♪』
幸人と2人きりになり、気まずい空気が病室内に漂っていた。
『何で、電話かけて来たときに言わなかったわけ?』
『ごめん…心配かけると思って……(汗)』
『あんな電話よこされた方が、よっぽど心配んなるだろ?慌てて水城ん家行ったら、まだ帰って来てないとか言われるし↓』