鬼のお嬢

『ふぅ~ん。その春っていうサッカーのエースと、水城はどう出会ったわけ?』





『授業に遅刻しそうになった時に、廊下でぶつかっちゃって(笑)そん時は謝って、おしまいだったんだけど、今日あたしの腕にサッカーボールが当たって、その時にあたしが怪我してるんじゃないかって気付かれちゃったみたい(汗)』





『良いやつなんだ(笑)』





『うん(笑)』





『腕…大丈夫か?』




幸人は、他にも何か言いたそうな顔をしていた。





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