鬼のお嬢
鬼のお嬢であることは、誇りに思ってる。
でも……春には…言えない。
『良いのぉ?バレたらヤバくない?汗』
『かなり痛そうにしたのは嘘だけど、足ひねったのは本当(笑)』
『大丈夫なのぉ?汗 見せて!』
あたしは、春の足首を持ち上げた。
『こらこら!笑 紗波の方が重傷でしょ(笑)無理しない↑それに、よくあることだし、全然痛くないから♪』
『でも…。一応↑』
春の足を下におろし、テーピングを巻いた。