鬼のお嬢

あたしの腕が悲鳴をあげた。







『っ痛……だ…大丈夫だかんな。行くぞ。』




早く…ここを出なくちゃ。







バタッ!





『お姉ちゃん?お姉ちゃん?』





『わりぃーな(笑)心配かけて。名前は?』





『海(カイ)。』





『海か(笑)良い名前だな↑いいか、海。ここを真っ直ぐ外に出ろ!幸人っていう兄ちゃんが待ってるから、安心して真っ直ぐ進め。』





『で…でも、お姉ちゃんは?』





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