鬼のお嬢

『大丈夫だ♪お姉ちゃんは躓(ツマズ)いただけだから↑他に残ってる奴がいないか確認したら、すぐ行く。』





『わ…わかった!お姉ちゃん気をつけてね↑』





『おぉ(笑)』







本当は…腕の痛みに倒れたんだ。



だから、せめて……せめて…海だけでも逃がそう。




そう考えた。





あたしに付き合わせてたら、海まで死んでしまう…。







『海!走れ↑』







幸人…わりぃー……(笑)



あたしはやっぱ、自分は守れない…らしい。





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