鬼のお嬢
第6章:紗波とお嬢
帰宅
― 9時半。――
あたしが目を覚ますと、隣のベッドに春の姿はなかった。
あたしは帰る準備をし、ベッドに座った。
『ん?…何だろう……これ。』
テーブルの上に、紙が置いてあった。
【 先に出てるから、ホテルを出たら連絡して↑ 春。】
あたしは慌ててホテルを出ると、電話をかけた。
『早かったねぇ(笑)寝るの遅かったんだから、もう少し寝てれば良かったのに!』